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CD-ROMでうはうは演奏
常駐型 オーディオCD コントローラー
CDC.x
ver 1.10H
Copyright 1994-1997 TNB製作所
-<□■□ はじめに □■□>-
最近 CD-ROM も安くなってきて、先日新装開店の電気屋にいってみると、おそら
く予想通り、パソコンコーナーはウィンドウだらけでした。その一角に白い小箱が
山ずみ。¥9800の倍速 CD-ROM でした。久々の衝動買い。ケケケ。ま、それだけに
それなんですが(EJECT がサポートされていない)。
94/10月
だいぶ CD-ROM がメジャーな機械になり、気付けば既に 4倍速が標準になりだい
ぶ2倍速 CD-ROM が安くなりました。結構な衝動買いでナカミチの7連装 CD-ROM
を素直に音楽用として手に入れました。CD-ROM として使うことは結局いまだにな
かったりします。
96/2月
-<□■□ これは □■□>-
常駐型のオーディオCDコントローラーです。キー割り込みにより、いつでもど
こでも・オーディオCDをコントロールが出来ます。また、CD2PCM.x とほぼ同じコ
マンドラインからのオーディオコントロールもできます。
*正確にはキー入力要求を受けた時にコマンド
を発行します
以下、本ソフト「CDC.x」の主な特徴です。常駐していれば、他のアプリケー
ションが実行されている時でもコントロール出来ます(SXでも可能)。CDC.x の表
示部は'LED部'と呼んでいます。
☆ 現在のCD状況をLED部に表示。ただし、テキスト2,3プレーンが使われていな
いアプリに限る。LED 部のリアルタイムな移動も可能。
☆ タイトルリストファイルに設定すればCDを入れるだけでCD名、曲名の自動
判別。もちろん、演奏時には曲名も LED 部に表示。
☆ ゲームのCDなど1つのトラックに複数の曲が入っていても、複数トラックと
して管理することが可能(拡張トラック)。
☆ 1つの曲に対し時間により名前を変えることも可能。これによりカラオケも制
作出来る(中間曲名)。
☆ 好みの曲を好きな順で。最大256までのプログラム機能。タイトルリストファ
イルにCD別にのデフォルトのプログラムを登録可能(プログラム機能)。
☆ 曲順を勝手に変更しながら演奏出来る、ランダム演奏。更にプログラムを設定
しておけば好みの曲のみのランダム演奏も可能(ランダム機能)。
☆ ずっとループ演奏、更にはオーディオCDを入れれば勝手に演奏を始めること
も可能(オート機能)。
☆ ボリューム調整も可能。更にフェードアウトも可能!
☆ SCSI コールを直に発行しているので CD-ROM DRIVER がなくてもあっても問題
無し。
☆ TRAP #5 を使い外部からのコントロールも可能(普通のオーディオコントロール
以外に CDC.x 独特の拡張トラック、プログラム、リピート機能のコントロール
も可能)。
☆ 多連装 CD-ROM に対応。トレイに入ったCDを簡単に交換出来るだけでなく、
複数のCDを一枚の CD のようにランダム演奏、プログラム演奏出来る(ジュー
クボックスモード)。
☆ MD-DATA ドライブに対応。CD-ROM と同じ感覚で使用可能。
欠点というか、仕様として・・・
▽ 常駐時、キー受け付けはリアルタイムに行っているが、処理はキー入力要求が
ある時に行っているので、遅れることがある上に、バッファが2つしかないため、
入力したはずのコマンドが消されることもある。
-<□■□ 中間曲名 □■□>-
1つの曲に時間で曲の別の名前を付けることを、中間曲名と呼んでいます。タイ
トルリストファイルにあらかじめ登録の必要(手間がかかる)ですが、オーケストラ
のように少しずつ曲が変わっていく物等に有効でしょう。もっと細かく分けること
でカラオケ(歌詞表示)も可能です。
-<□■□ 拡張トラック □■□>-
CDにはトラック別で曲が入ってますが、なかには1トラック内に複数の曲が入っ
ている物もあります(ゲームのCDなど)。これを中間曲名同様、タイトルリストファ
イルに登録することで、独立したトラックとして扱うことが出来ます。CDによっ
ては「インデックス」といって1トラック内をわけた情報が入っている物もありま
す。これは、スイッチ -D2 でオートで検索、タイトルリストファイルに登録して
くれます。
-<□■□ ジュークボックスモードとは □■□>-
CD-ROM ドライブには多連装のものがあります。CDC.x では以前から、[XF4]+ファ
ンクションキーでトレイを簡単に交換出来る機能がありました。が、それぞれは1
枚のCDで連続演奏は当たり前、ランダム演奏などは出来ませんでした。
折角同時に複数のCD入れられるのですから、全てのCDを連続あるいはランダ
ム演奏したいものです。特に、複数枚組のCDなんかは特に、ですよね。
ジュークボックスモードとは CD-ROM ドライブに入っているCDをすべて繋いで、
1枚のCDのように管理出来るモードです。
-<□■□ TRAP#5 □■□>-
TRAP #5のコールですが、同梱の CDC.MAC を参照して下さい。不鮮明なところは
御連絡下さい。
-<□■□ 注意 □■□>-
CD-ROM DRIVE はメーカーによって細かいところでオーディオ関係のステイタス
がばらついているようです。出来るだけ吸収しましたが、まだ動かない機種もある
かも知れません。ご了承ください。
オーディオコントロールは SCSI-2 の コマンドを使用していますので、SCSI-1
の CD-ROM では動かないと思われます。その場合制限はありますが、常駐時 -Z を
付けてみてください。計測技研の CDROM ドライバコールを使用するので動くかも
知れません(勿論計測技研のドライバで対応していなければ無理ですが)。
プログラム演奏中にプログラムを変更した場合、たまに演奏順が期待通りになら
ないことがあります。そういう場合は一度停止し、再演奏させて下さい。
MD-DATA ドライブのコマンド、パラメータは独自に解析したものです。ので、他
の MD-DATA ドライブで動かない可能性もあります。
CDR.x ver 0.97a以前をお使いの方は環境変数の変更をお願いします。
TNB製作所は CDC.x の著作権を保持しますが、フリーウェアで転載は自由です。
ただし同梱ファイルの変更はしないで下さい。
TNB製作所は この CDC.x によるトラブルは一切責任を負わないものとします。
個人の責任において使用して下さい。
バグ、トラブルの御報告、お願いします。出来る限り対処、対応していきます。
-<□■□ 感謝 □■□>-
「CD2PCM(SONY CDU-561 & 東芝 XM-3401TA 専用)Ver 0.7a
Copyright (c) 1993-1994 by 渡邉 正治 (WATA) Made in Osaka.」
のソース、仕様を多く参考、使用させて頂いています。また、CD-ROM DRIVER を買
うまで CD-ROM が使えたのもこれのお蔭です。本当にありがとうございます。
TENKEY氏、ころちゃん氏、しおしお氏には、仕様アイディア、動作チェックに協
力頂きました。ありがとうございます。
GORRY氏には、CD-ROMの動作方法、アイディアをいただきました。ありがとうご
ざいます。
DWARF氏には、ボリュームの変更の仕方を教えて頂きました。ありがとうござい
ます。
TEM氏には MD-DATA 購入時に非常にご迷惑をおかけしました。入手出来たのは
氏のお蔭です。ありがとうございました。
-<□■□ 使用ツール □■□>-
* SUPERED.X ver 1.18 T.Nishikawa氏作
* gcc.x 真里子バージョン TOOL#1 Based on GCC 1.42
* has.x ver 3.08 YuNK氏作
* hlk.x ver 3.01 SALT氏作
文責:田圃(TNB製作所)